改善の目を光らせ続けてこそ、持続的な成長につながる|成長支援部からの提言(第194話)

改善の目を光らせ続けてこそ、持続的な成長につながる|専門コラム「成長支援部からの提言」

改善の目を光らせ続けてこそ、持続的な成長につながる

(第194話)改善の目を光らせ続けてこそ、持続的な成長につながる

他責に終始し、「あいつがヘンだ」で結論づけるのは成長が止まる会社
自責に踏み込み、「あそこがヘンだ」と改善するのが成長し続ける会社

改善の目を光らせ続けてこそ、持続的な成長につながる

「仕事もできるんで、『今度昇格させたいと思う』と言った翌日に、『私、会社辞めます!』と言ってきたので、びっくりしました」

クライアントさんとのセッションの中で出てきた話です。


経営者として、その社員の働きぶりを評価し、期待を込めて昇格させようと思っていたのに、どうも本人の希望とそぐわなかった模様です。

経営者が良かれと思った施策が、社員の考えや意向とは違うというのはよくある話です。


そのすれ違いが生まれる要因はいろいろです。

社員の昇格のケースで言えば、本人としてはこれ以上責任のある仕事をやらされるのは荷が重いと感じたのかもしれません。


その後退職してしまったので、本人の本意は正確には分かりません。

だから、単に「最近の若い人の気持ちはよく分からん」と片付けることもできます。

たしかに、全般的な傾向として、昔のようにバリバリ仕事に取組む人は減りつつあり、そこそこ仕事をやって、仕事とプライベートと両立させることを優先する若者は増えている気もします。


しかし、その彼がその最近の若者像に合致するとは限りません。

もしかすると、彼が「昇格してまで、この会社で働きたくない」と感じた背景には、

会社の体質として、仕事を社員に丸投げする傾向がある
 ↓
何か問題が起きた時に、自分が矢面に立つ恐れがある
 ↓
そんな責任まで背負いたくない

といった、会社が抱えている課題があるかもしれません。


昇格して、より重い責任を背負ってまで仕事をしたくないという段階は他責です。

原因は自分ではなく、相手(この場合は社員)にあると考えるので、会社としては、「特殊な事例があった」ということで、次につながりません。


一方で、会社として、上司のフォローアップの仕組みができていないので、昇格を必要以上に重荷と感じる社員がいたという段階にくれば、これは自責です。

部署毎に相互チェックの体制ができているか、上司は部下の悩みを本当に把握できているかといったように、取組むべき課題が新たに見えてきます


他責にして、今回は特異なケースで驚いたと終わってしまうのは簡単です。

しかし、自責として、会社として何か改善できることはなかったのかまで踏み込めば、より働きやすい会社になります


もちろん、会社がいくら体制を整備しても、あまり理解できない理由で辞めてしまう社員は一定の割合でいます。

けれども、常に自責を意識して、改善を続けている会社であれば、「やっぱり、自分はこの会社で働きたい」と思い留まる人は増えていきます。


経営者と社員との間で、意識のズレが生じるのは当たり前。

そして、どちらかが一方的に正しく、片方が一方的に間違っているということはありません。


経営者の理念に沿わない人を無理に引き留める必要はありませんが、経営者の理念を理解する人には、一歩経営者が歩みよること。

「あれ、なぜなんだろう?」と感じる事象には、そこから学び取るべき改善のヒントが隠れています。


経営者が自分の本質的な価値観が分かると、社員への理解もより深くなります。詳細は「こちら」です。


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Tag: 業務改善 自責 他責 経営者が歩みよる

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