締切りは営業日でなく日付で決める|成長支援部からの提言(第9話)

締切りは営業日でなく日付で決める|専門コラム「成長支援部からの提言」

締切りは営業日でなく日付で決める

(第9話)締切りは営業日でなく日付で決める

締切り日の前倒しで、会社の課題を炙り出す

締切りは営業日でなく、日付で決める

今日は大型連休の最終日。

いつものことですが、長い休みも終わってしまうとあっという間ですね。


土日祝日がお休みの会社であれば、明日5月7日が第3営業日、週末の5月9日が第5営業日にあたります。


月次決算を行っている会社の場合、比較的数字を締めるのが早い会社でも

「第5営業日までに数字を出す」

というケースが多いのではないでしょうか。


しかし、年始やGWなど月初に休日が重なる場合

第5営業日と言っても必ずしも早くない

ということが分かります。


実際10日前後に前月の数字が分かっても、既にその月の三分の一は過ぎています。


月次決算を行う目的が前月の数字を踏まえて当月の活動に活かすということであれば、

「第5営業日までに数字を出す」

という月次決算の仕組みでは機能しないのです。


成長支援部では経営者から見た時間軸の導入という観点から

月次決算の日程も営業日ではなく日付で決める

ことを提唱しています。


つまり、

「第5営業日までに数字を出す」

というのではなく、

「毎月5日までに数字を出す」

という具合です。


だからと言って、

「休日出勤して作業しろ!」

という訳ではありません。


数字がなかなか把握できない原因はだいたい決まっています。

・営業が月末ギリギリに売上の数字を作る

・仕入先からの請求書が届かない

・社員が立替経費の精算をしない

・残業代の計算に間違いが多い ・・・・・


そして、会社として数字の把握することが遅れる場合は構造的な問題を内在しているケースが大半です。


毎月月末近くにならないと売上の数字が上がらないのは、営業力が弱かったり、商品の魅力が乏しかったりすることの裏返しです。


また、部下の勤務状況を上司がしっかり把握していなことが、残業代の計算間違いにつながります。


いずれにせよ、

数字の把握が遅いことは会社の業務のどこかにムリ、ムダ、ムラがある証拠

です。


このため、まずは締切り日を決めて

締切り日に間に合わせるために改善すべき課題は何かを一つひとつ解決していく

ことで会社の成長は加速します。


成長支援部では

月次決算は毎月5日

本決算は決算日から1ヵ月

を一つの目標にしています。


もし、3月決算の会社でGW明けになってもまだ数字が固まっていない場合、会社には改善すべき課題が必ずあります。


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Tag: 業務改善 月次決算 営業日

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